読み物
毎日、ちょっと良いランチに行ったようなまかないも私の中では楽しみ!!
保健室の先生から、バリスタへ
ー 働くことになったきっかけは何ですか?
ちょっと話はさかのぼるんですけど、私は転職をして、こちらに行き着つきました。
最初は養護教諭。
保健室の先生として5年間働いていました。
養護教諭を志望した理由が、保健室にくる子供を笑顔にしたいというのが一番にあって。そこでいろいろ経験をして。
でも、自分がお客様の立場にもなれる分野で、相手を笑顔にする仕事をしたいと思って、次はバリスタになりました。
珈琲屋さんでは、2年ぐらい働きました。
ー 珈琲屋さんから。バリスタではたどり着けない何かがあったのですか?
ふとしたときに考えたんです。
このままコーヒーを専門的に深めるのか、それとももっと誰かを笑顔にできるようなサービスや接客の方向に行くのか。
やっぱり誰かを笑顔にする方なのかなと思って。
もっとサービスに関して、自分の引き出しを増やしたいという思いがあってここにたどり着きました。
ー それはバリスタでは出来なかった?
バリスタだと、考えられることが限られてしまう。
コーヒーを作ることも、接客もそうです。
もっとその先に行きたいなと思っていた時に、「jinen.」に行って、すごい感動しました。
客として感動して
ー お客さんとして行ったんですか?
はい、お客として。
私もこうなりたいって思ったのがきっかけですね。
ー それはいつですか?
2年ぐらい前です。
ー それで、サービスの仕事をもっと深めたいと思ったときに、 そういえばって思い浮かんだんですか?
2年前にお客さんとして行って、1年ぐらい空いた後に、またお客さんとしてjinen.に行きました。
その時、ちょうど、人を募集してるっていうのを加藤さん(jinen.の店主)から聞きました。
お店に行ったときは、私が場を楽しんでる間に、いろいろセットされていたりとか。
お手洗いがすごく綺麗に整えられてたりとか。
そういういくつもの重なりで、本当に素敵な日だったなって思いました。
体感で、素敵だなって思ったのが心に残ってて。
そういうことを自分もしたいなって思ったのがきっかけですね。
「ぜひ、お願いします」
ー そこで、人を探してると聞いて?
「ぜひ、お願いします」って気持ちでした。
ー その場で言ったんですか?
そのタイミングでは、私にできるのかなって思って。
私なんて、みたいな感じで、言ってないんです。
でも、やっぱりやってみたい!
こんな経験なかなかできないかもしれない、と思って連絡しました。
ー 何で連絡したんですか?
LINEです。
ー どうなりました?
履歴書を送ってくださいということで、送らせていただいて。
そこから1ヶ月ぐらい間が空いて、12月の2日間、石かわで仕事体験をして、
実際に営業に関わらせていただきました。
ー 履歴書を送って、次が研修ですか?面接はしてないんですか?
面接は、基本、無いっていうのがスタンダードみたいで。
私のためであり、会社のためでもあって、
お互いの確認という意味で、一度、お店で身を持って体感してくださいって、そんなお話があって、「ぜひお願いします」と言いました。
衝撃のスピード感
ー いきなりお店で働いたんですね。どうでしたか?
とにかく活気があって、スピード感に圧倒されました。
これまでとは、全く違う世界というか。
お客様から見えるところはゆったりした感じで、緩急もつけながら。
でも、お客様の心地良いペースでお料理がたどり着くように調節してくださってる裏側が、すごく、とても衝撃でした。
ー スピード感が衝撃。あとはどんなところが衝撃でした?
入社前から常にここは"オリンピック"だからっていうのを加藤さんにお聞きしていて。
本当に、緊張感がありました。
今も、毎日、なつきさんに教えていただいてるんですけど。
同じシチュエーションは、2度と来ない
同じシチュエーションは2度と起こらないから。
次、どうしたら、じゃなくて、そのときにどうしたらいいか。
最善策を考えることが大事って教わっています。
同じお客様が来ても、誰と来てるのか、
そのときの体調によって何をしたらいいかが違う。
察することと、お料理のこと、その2つを兼ね揃えてる。
その心遣いがすごいです。
ー 2度と同じシチュエーションは来ないって言われたんですね?
同じことは起きないからって。
ー 何を覚えたらいいんだろう。って思いませんでしたか?
思いませんでした。
同じことは起こらないけれど、日々、あの時に何をしてたか。この時は何をしてたか。それは何のため?というふうに理解するようにしながら、その都度、確認はするようにしてます。
ー 今、このタイミングで合ってますか?とか、今、これでいいですか?とかですか?
そうですね。
例えば、「今は、お客様に何て、おっしゃったんですか?」とか。
なつきさんに、具合があまり優れないお客様がいてと私が伝えると「わかった」って、お客様に何か伝えてくださってて。
それを見て、実際、自分が、そういうお客様をサポートするってなったら、なんて言ったらいいのか、とか。
どうしたら、お客様が打ち解けてくれるか。
気を許してくれるかとかですね。
こういうお客様には、こうするって決まってるわけじゃないんですが。
難しいですけど。そんなお話をします。
ー それはどこで話すんですか?
お客様から見えないところです。
次々、いろんなことが起きますし、そのときに対処していかないと、
すぐに忘れてしまうので。そのときに解決するようにします。
その都度、頭に入れて、常に気をつけてます。
本質をみる
ー 入社してまだ間もないんですよね? こういう場合はこうするって決まっていないのは大変ですよね?
決まっていないから大変っていうマイナスな意味ではなくて。
おやっさんもおっしゃってたことなんですが、物事の本質を見るということで。
今、私も考えているところなんですけど、その本質って何だろうって。
ー 本質ですか?
一番大事なところって何だろうって思うこと。考えることなのかなって今勉強中です。
今までの仕事では、運動会の時は、養護の方はここでこうしてください、
みたいに、マニュアルが確かにありました。
今はマニュアルが無いからこそ、自分の考えがぶれてると、それがお客様にも伝わってしまいます。
結果、心地よいサービスは提供できないのかなって思います。
ー 対処の仕方は無限にあるけれど、本質や大切なことはあるってことですね。
はい、そうですね。
賄いも、頑張れる源
ー 入社してみて、他に印象的なことはありますか?
衝撃だったのは、皆さんの体力のすごさ。
ほんと体力すごいです。
あと賄いも美味しいです。毎日、ちょっと良いランチに行ったような、本当に美味しいご飯を毎日いただけてるので、結構私の中で大きいです。
食べること大好きなので。楽しみに働いてるというか。賄いがあると頑張れます。皆さんに本当に助けられてます。