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ECやったり接客したり 仕事の幅が広がって 面白いです

ECやったり接客したり仕事の幅が広がって面白いです 金子 理沙(きんちゃん)

ECやったり接客したり 仕事の幅が広がって 面白いです

若いうちしか海外には行けない

ー 石かわグループで働くきっかけを教えてください。

石かわグループの前に、
海外のホテルの日本料理屋さんで働いていました。

海外のホテルは、専門学校の求人に載っていて、面白そうだなと思いました。
若いうちしか海外には行けないなという気持ちもあって、

接客業が元々好き。
日本料理が好き。
日本文化も好き。
着物が着られる。
海外にも行ける。

すごい面白そう!
みたいな感じでした。

でも、自分のやりたい接客が、できなかった

接客が好きというのが根本にあったのですが、ホテルという環境だと
自分のしたい接客ができなかったりオーナーの方が海外の方で、
接客方針にズレがあったりして。

売上げ重視、効率重視。
それでちょっと合わないなと思っていたんです。

それで、
ビザが切れる。更新どうする?
というタイミングで、日本に帰ってきました。

ー 海外はどこにいたんですか?

ドイツ、デュッセルドルフです。
工業都市で展覧会もとても多くて、日本企業も多い。
商社さんや駐在されている日本人の方もとても多くて、なじみやすい環境でした。

食べたいものを食べていただきたい

ー 売り上げ重視というのは、具体的にはどんなことですか?

「どうやったら売り上げが上がるか考えてきて」というのが根本にあって、
高いお酒を売るためには、とか、
高いコースを選んでもらうためには、とかです。

ー それが、自分のやりたい接客と反する気がしたんですね.

私は、お客様に食べたいものを食べていただきたいと思うので、
話の中でお客様が高いワインを選ばれるのはいいんですが、
あえて高いものを勧めるのはちょっと違うんじゃないかって。
お酒を飲まない方もたくさんいますし。

そういうこともあって、2年半いた後、ビザの更新のタイミングで帰ってきました。

専門学校でも、飲食サービスひとすじ

ー 海外に行く前は専門学校ですよね。

ホテル系の専門学校の「料飲サービス学科」というところにいました。
完全に飲食のサービスに特化した学科です。
ソムリエさんやバーテンダーさんを目指すような学科で、私はサービスを学んで2年半がドイツ。
日本に戻ってきてもサービスを極めたいと思って、ずっとこの仕事なんです。

「日本料理 サービス 着物」で検索

ー 帰ってきてから、どうやって仕事を探したんですか?

やっぱり飲食で、接客業がいいと思って。
経験もあるし、着物を着た仕事もしたいと思って探しました。
当時22歳で、就職エージェントさんのこともよくわからなかったので、
自分でネットで探しました。

「日本料理 サービス 着物」で検索して。

私は、料理をつくることはできないけれど、
自分の強みとして、着物が着られる。
サービスもやってきた。
ドイツに行き、英語も少し話せる。
これらを活かしつつ、さらに極めたいという気持ちでした。

そこで、求人情報を見つけたんです。
その文章を書かれたのがおやっさんの奥さんだったと思うんです。

それが、自分のやりたいことが詰まった内容でした。

ー 覚えている範囲で、なんて書かれていましたか?

売り上げを気にせず、日本文化やお酒の知識を学びながら、
お客さんのことを第一に考えて・・
というようなことがいっぱい書いてありました。
長い文章です。

それを見て、
「ここでしか働きたくない!」と思って、
あとは、一直線でした。

ここなら絶対に成長できる。
サービスを極めたい。
しかも、福利厚生もしっかりしている。
という感じです。

すぐに応募して、返信が来て、面接になりました。
面接は、おやっさんの奥様、
当時、サービスのマネージャーをしてらっしゃった杉さんが話してくださいました。

こういうサービスをやりたかった

ー 入ってみての印象はどうでしたか?

「すごい」のひと言。
仕事が、本当に細かくて。

でも、こういうのをやりたかったんです。
行き届いたサービス。

とても嬉しかったです。

ー 例えば、どんなことですか?

予約いただいた方の食べられないもの、
どれくらいのペースで食べて、
どこからいらっしゃるか、
ご趣味なども、全部細かく把握しているんです。

ー そういうきめ細かいサービスをやりたいと思ったのは、何かきっかけがあってそう思ったんですか?

あまりわからないんですけど、
でも「こうしたらもっと喜んでいただけるだろうな」
と考えたりするのが、そもそも根本にあったんです。

どうやったら喜んでいただけるかなって。
これをやったらもっと喜んでいただけるだろうなっていうのが。

ここでは、目指しているところ、向かう方向が一緒

でも、ホテルの時は、なかなかできなかったり。
「それはしなくていい」とか、「それは意味ないよ」とか、言われたりすることもあって

ー 例えばどんなことですか?

お見送りとかです。
ホテルだから、別に入口にいなくていい、とか。

今のうちのグループは、サービスの人と調理場さんで、
立場があまり違わないじゃないですか。
でも他のお店だと、調理場さんのほうがえらい、みたいな感じもあったりします。

ー そんな注文の取り方してくるなよ、みたいな?

調理場さんの気分次第、みたいなところもあって。
こちらが「まだですか?」と聞くと、「まだだよ」みたいな。
もっと早く出してほしいのに、みたいな感じ。

ここでは、お客様に喜んでいただくためにどうするか、
みんなが目指しているところ、向かう方向が一緒なので。
すごい、嬉しいし、楽しいです。

厳しいと思って入ってきたので、
私がついていけているかは別として、
仕事の厳しさにも、ギャップはないですね。

ー 別の仕事をしてみたいとは思ったことはないんですか?

高校生の頃から、飲食業しかしたことがないんです。
他の仕事をやりたいと思ったことはなかったです。

EC対応をして、銀座の蓮へ

でも、今面白いのは、別の仕事というほどでもないですが、
ECというか、お取り寄せの仕事もしていて、接客とはまったく違うことをしているんです。

それが面白いです。

ー 具体的には、何をしてるんですか?

お取り寄せのホームページで、在庫が切れないようにしたり、
毎月限定のデザートを入れ替えたり。
羽田空港さんや、帝国ホテルさんにも納品していて、そのやり取りもします。

大口のお歳暮などはメールや電話でやり取りして、送り状の住所の不備がないかを1個ずつチェックしています。

受付の電話対応もしていて、予約の電話、お取り寄せの電話、
ホテルからの予約の問い合わせメール、領収書や請求書のチェック。
そして、蓮の予約確認、ワインリストの作成、ワインや日本酒の注文など。
めちゃくちゃバタバタなんですが、面白いです。

ー いつからやってるんですか?

コロナ明けくらいからなので、4年くらいになります。

ー 神楽坂でECをやってから蓮(銀座)に移動するんですか。

そうです。
神楽坂から、4時くらいには銀座に行って、お店に立ちます。

ー 移動は何でするんですか?

荷物があるので、タクシーで行かせていただいています。
最初の頃は帝国ホテルにお届けして、そのまま蓮に行くという感じでした。
両方やるのは、最初は大変だったんですが、今は慣れて面白いですね。

ー 電話も受けているんですもんね?

そうですね。

領収書とか請求書もつくります。

ー すごいですね。

すごいバタバタするんですけれど、
幅が広がって面白いです。

ー 仕事の見え方も変わりますか?

見え方、変わります。

私は、結構、自己肯定感が低めで、自分が成長できたとかあまり思わないんですが、
それでも、全店舗の予約状況も把握できているし、メールもできるようになりましたし、
ECのこともわかってきました。

完璧ではなく、頼りっきりという部分もありますが、
運営に携わって新しいことをさせていただいて、面白いです。

ー 各お店の状況、在庫まで、全体が見えるってことですもんね。

今、3人で分担していて、大口の予約やイレギュラーがあると、
配送が届かなかったりして、たまに、謝らなきゃいけないこともあるんですが、
そういうときも私が電話したりします。

幅広くやっていますね。

複数の仕事が綺麗にはまったときは面白いです。

ー さっき、自己肯定感が低いとおっしゃっていましたが、 でも、こんなに幅広くチャレンジしているんですね。 何か、転機があったんですか?

元々は、周りとか気にしがちで、何かあると引きずりがちで。
細かいことが気になる。という感じででした。
でも、今はおやっさんのお話を聞いたりして、
だいぶマシになりました(笑)

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